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トランギア アルコールバーナーの使い方
アルコールを燃料とするバーナーの定番がトランギアのアルコールバーナである。出掛ける場所や気分によってはこのバーナーは今でも持ち出す事があるどころか、屋根の下でも、例えばフォンデューなどで大いに活躍する、使える道具である。
トランギアの創業は1925年、それだけ長い時代を生き残っているのも、私が使い続けるのも理由があるのは当然である。
本体は手のひらにすっぽりと収まるが、コンパクトな道具なのか、と言えば、別途燃料や五徳なども必要となるんで、それほど素晴らしくコンパクトな道具な訳でもない。
昨今のガソリンバーナー、ガスカートリッジを使うバーナーと比べると火力なども正直、比べ物にもならないほど弱いだだろう。。
ところがである、アルコールバーナーという道具は何もかもが赤点ギリギリのラインで食事を作るという仕事をこなしてしまうのだ。
まず、燃料の入手が容易である。どこへ行っても薬局があったらたいてい手に入る。世界中で手に入る。
ガスカートリッジやホワイトガソリンは、まず、飛行機に乗せることが出来ないし、田舎へ行くと入手不可な燃料である。得てしてアウトドアを楽しむ場所と言うのは僻地なほど楽しさが増すものだ。
低温にはめちゃくちゃ強くて、カートリッジなどはすぐに使えなくなってしまうが、MSRのホワイトガソリンのストーブが調子悪くなるマイナス20度以上の世界でも淡々と燃焼してくれるのがアルコールバーナーである。
後はお決まりの道具マニアの戯言、歴史がどうのレジェンドがという賞賛の言葉が並ぶ訳だが、どれか一つ持っていく火器を選べと言われたら、私はこのトランギアのアルコールバーナーを今でも選ぶだろう。
トランギア アルコールバーナーの燃料について
燃料はもちろん、アルコール。余談だが、ウォッカなどの度数の高い酒を入れた事があるが、見事にお湯は湧いたのでいざと言う時は使えると覚えて置くと良いかもしれない。キャンプ時の余興として一度やってみて欲しい。
さて、燃料の入手方法だ。前途の通り、トランギアを扱うアウトドアショップへ行っても購入できるが、地方へ出かけた際などは、薬局などへ行って「燃料用のアルコールが欲しい」と告げれば良い。
そのまま持ち歩くのはちょっと芸が無いなと思ったりするんで、私はナルゲンの燃料ボトルに移し替えて持ち歩いたりしているが、これは自宅出発限定。漏れない容器ならなんでも良い訳だ。デフォルト容器が一番かも知れない。
トランギア アルコールバーナーの風防とゴトク
トランギアをとことん使うには、本体以外にゴトクや風防といった物が必要だ。風防はともかくゴトクが無ければお湯の一つも沸かす事が出来ない。
これは純正のゴトクとバーナー本体の基本セット。こいつに、燃料を持つのが最低限のセットとなる。
こちらはトランギア ストームクッカーという、ゴトクと鍋がセットになった優れもの。難点と言えば、お高いぐらいか、、、
もちろん他にも自作のものとか色々並ぶのだが、それらはまたの機会に。