鯛めしについて
日本人は鯛が好きだ。正月や祝い事にと、目出度い席ではたびたび登場するのが鯛。
実はそうでも無いのに、高級な物だと思われてる節もある。商売繁盛の神様、えべっさんも何時も鯛を持っている。なにをさておき鯛はやはり「目出タイ」のである。
鯛めしが有名なのは愛媛県。愛媛の地では、鯛を使った炊き込みご飯の鯛めし以外にも、鯛の刺身を漬けにして、白飯の上に乗せた鯛めしなど、愛媛の海と鯛めしはセットで楽しんだなと思い出す。
そして、ダッチオーブンでの鯛めしもまた、丸鶏と並んで人気メニューである。ダッチオーブンの鯛めしは炊き込みご飯系の鯛めしである。
ダッチオーブンの鯛めしレシピ
作り方はまったく難しい事は無く、手頃なサイズの鯛を見つけたならば、間違いなく取り入れるメニューで、いつ喰ってもシンプルで美味い。
手頃のサイズというのはどれぐらいの大きさだと尋ねられたことがあるが、何センチぐらいなどと測った事は一度もなく、手頃のサイズ以外の言葉が思い浮かばない。
12インチのダッチオーブンなら12インチの中に入る鯛だ。14インチだったら当然一回り大きいもの。尾頭付きが有り難がられて格好良いのは当然だが、なければしょうがない。3枚に下ろされた鯛を使ったことも何度もある。
普通に白飯を炊くよりも、気持ち多い目の水加減で炊き上げるだけ。
一点コツがあるとするなら、鯛の下処理はきちんとすることである。しっかりとウロコを落として腹の中まで丁寧に洗うこと。野外では難しい事も多いかも知れないが、お湯を使って洗うと余計な臭みが取れて、魚が苦手な人も美味しく食べれるかと。
米を一時間ほど水に浸ける訳だが、鯛にもしっかりと両面に塩を振って置く事。後は、昆布などと一緒に一気に炊き上げるだけである。
炊きあがったら身をほぐしてかき混ぜて。
青じその葉っぱや針生姜など用意すると清涼感が増す、私の好みだ。煎りゴマと三つ葉というコンビも悪くない。茗荷に柚子、たっぷりのネギ、薬味はあったほうが絶対に美味い。
こう言うシンプルな素材の味を大事にしたいご飯(もちろん白飯も)を炊く場合は、私はアルミのダッチオーブンを使う事が多い。
鋳物のダッチオーブンは酸化した油の匂いが米に移ったりして、知ってる人は知っている、あの独特の匂いが好きじゃ無いからだ。しっかりと洗ってるアルミのダッチを使う。最近のステンレスのダッチなども良いだろうとは思うが。
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