自分専用のファーストエイドキットを考える

我が家のファーストエイドキット

ファーストエイドキット

現役でアウトドアガイド時代から愛用しているファーストエイドキットがこれ。

今でも場所によってはこのまま普通に持ってフィールドへと出かけるし、玄関先に転がっているこのケースを家族は普通に薬箱よろしく使ってるという派手なオレンジ色のボックスが「我が家」のファーストエイドキット。

「我が家」のと強調しているのには理由があって、ファーストエイドと言うのは、医療機関に患者を引き渡すまでの延命処置を行う為の道具だという事をまずは理解する必要がある。

その医療機関に引き渡すまでの環境はそれぞれに違って来るのは当然、持ち出すことの出来る道具も限られてくる訳である。つまり、自宅と山の中だったら装備は違ってくるのは当然だという事だ。

ファーストエイドキットの作り方

そして、今、私のファーストエイドキットは家族が使う事を前提にして作ってある。プロのガイドとして活動してた頃、ファーストエイドを使う相手と言うのはクライアント、私のツアーの参加者が必要であろうものを常に持ち歩いてたセットであった。

ファーストエイドキットなどを揃えるにあたって、まずは誰が使う物かをはっきりさせること。それから、我が家の様に普段使いしていると言うのは大事なポイントだと思っている。補充しながら使ってると自ず常時必要な物は何か?そういうものが顕著にでてくるもんだ。

さらに、それほど必要じゃない、求めなければ装備できない物、でもこれが無ければファーストエイドのセットとしては片手落ちだという道具を加えて行く事で自分専用のファーストエイドキットは完成する筈だ。

ポイズンリムーバー

例えば画像は毒を吸い出すポイズンリムーバーや人工呼吸に使うマウスピース、靴擦れ用のパットとか、必要に応じて揃えて行く訳だ。

気をつけたい事もある。あれもこれもとどんどん肥大化していくのがファーストエイドキットでもある。

私のファーストエイドはシーカヤックガイド時代に作り上げた物が我が家用にと変化していった物、カヌーに積み込んでの使い方がメインだったので結構な大きさがある。そして、対象者も違う。これを個人的な楽しみで参加するアウトドア料理な集まりなどに持っていくと言うのは考えられない愚行だろう。

如何にTPOにあわせてコンパクトに纏めるか、そしてファーストエイドキットとしての必要最低限な機能を持たせるか、がポイントだ。私はこのデカイ「我が家」のボックスの中から、行き先にあわせて小さな防水バッグに移し替えて持ち出す様にしている。

以前はこの中にさらにエマージェンシーブランケットやら更に専門道具が色々とあったんだけれどそういうのは別途、「我が家」のエマージェンシーキットとして別途防水ケースの中に常備するようになった。アウトドア道具と言うのは非常時の道具としてもかなり優秀なので、これらもまた後日紹介したいと思う。

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