ナルゲンボトルはこんなボトル
アウトドア用の水筒というと、とにかくナルゲンのボトル、という時代があった。もう随分前の話だと思う。
アメリカの NalgeneCompany がとにかく丈夫で液漏れもなし、凄いプラスチックボトルを、と作ったのが始まり。もともとは医療現場で使う液体用のボトルだったとか聞いた事がある気もするが、とにかく死ぬほど類似品が出てきたこの手のボトルのレジェンドだ。
今手元にすぐ出せるものを並べて写真を撮ってみたが、手のひらにすっぽりと収まる様な調味料を入れたりする容器とか、探せばまだまだ出てくるのは知っている。
水筒以外にも、ストーブの燃料を入れるボトルもあるし、最近は自宅のキッチンでも使う様なシリーズも色々とあるようだ。
とにかく丈夫で、一度クライミング中に私の凡ミスで100メートルほど下に落とした事があるが、その後もなんとも無く使い続けている。
そして、口が広いので洗いやすかったりする。逆にこの口の広さのせいで水が一気に飛び出してきて、水筒で溺れると言う自体も発生したが、飲み口につける専用のキャップや後には飲みやすい形状のキャップをついた物も登場した。
この飲み口といえば、私が愛用するハンディ浄水器はこのナルゲンのボトルの口径にピッタリあわせて作ってあって、沢の水を濾過しながらナルゲンにキープできる、それぐらいナルゲンはレジェンドだったという話だ。
ナルゲンボトルの使い方
マイボトル、水筒トして利用するのはもちろんだが、ナッツなどの保存食を入れて転がしておいたり、パスタを入れたり、コーヒー豆を入れたり。密閉性が高いので食料の保存にはぴったりだ。
ナルゲンのボトルにコーヒー豆とかパスタを入れておくとちょっと格好が良いなとかナルシスト気味が居る。
350ミリサイズの小さいボトルにサングラスを入れてカラビナで腰にぶら下げるのも一時流行ったりした。
ファースとエイドを放り込むケースとしても優れもの。
絶品だったのを覚えているが、1リットルのボトルに水を入れて、その中にコーヒー豆を投入。良くシェイクして冷蔵庫へ入れて一晩置くと美味い水出しコーヒーが出来る。
湯煎も出来るらしい。この中にティーパックを入れて温める事も可能だとか。プラを温めて、ましてやそれを飲むのは気持ち悪いので私はやらないが。湯煎が出来るトいう事は、湯たんぽにもなる。逆にお茶などを凍らせてフロストパックに入れておけば保冷剤だ。
乳白色のナルゲンのボトルの中にLEDのライトを入れてひっくり返して立てると、雰囲気の良いライトになると「ええ格好しい」の友人が良くやっていた手だ、私はやらないが。
各メーカーやブランド、アウトドア施設などとのOEMモデルなども色々あったりするので本当にナルゲンだらけだった時期がある。
何故これほどナルゲンだったのに出番が少なくなってしまったのか?という理由なんだが、野外道具屋がモンベル扱いのCAMELBAK(キャメルバック)を推し、バンバン販売するようになったという、大人のおつきあいの事情だったのをこうして書いていて今思い出した、、、