ここの所、再び出番が多くなっているのがスノーピーク ギガパワーストーブ「地」。
発売は1998年、当時はとにかくアウトドアにのめり込んでいた時期で、片っ端から手当たり次第にアウトドア道具を購入していて、最軽量を謳ったこのギガパワーストーブは当然、予約してまで購入したのを今でも覚えている。
最近、またアウトドアショップなどへ出かける事が多くなって最新と言われるストーブを手にしてみたりもするが、それらと比較してみても、20年近くも前に作られたギガパワーが色あせた道具じゃない事に驚く訳だ。
当時、ストーブに求められる性能は軽量でありコンパクトでハイパワーの道具だった。
ギガパワーシリーズが出てくるまで、私が愛用していたのはプリムスのIP-MBLというモデルで、当時の私のフィールドメモには1995年購入と書かれている。
IP-MBLという商品はこんな感じで、ランタンとストーブが一体化してパッキング出来ると言う画期的な道具だった。(右は大きさ比較用のギガパワーストーブ地)
ところがだ、その当時ミニマムなバックパッキングに傾倒して行く中で、ミニマムな装備にランタンは要らない、という事で装備からは外れる様になってしまった。
IP-MBLのバーナー部分だけを持ち歩く、そんな事をしていた頃に出てきたのがギガパワーストーブ。それほどある訳じゃなかったが、ランタンが欲しいなと思う時はギガパワーランタン「天」がある。
ネーミングも含めて、コンパクトストーブのジャンルにメイド・イン・ジャパンの名を世界に知らしめた逸品なのは間違いないだろう。