ランタンとアウトドア
年に数度、コレクションのランタンに火をつける事はあっても、普段のキャンプではランタンなど使う事はまず無くなってしまった。
キャンプさえ行かなくなってしまった上に、時折誘われて出掛ける場所が無人のビーチだったりすることが多かったりすると、そういう場所では焚き火にヘッドランプあったら充分こと足りて、不自由はまったく感じなかったりするからである。
スノーピークのランタン「天」の思い出
などと言いながら、先日、仕事絡みで近郊のキャンプ上へ出かける羽目になってしまった際に、焚き火は所定の場所で、焚き火台以外では禁止、みたいな事を耳にしていたので、小さなガスランタンを持って出かけたら、これが正解。
スノーピークのガスランタン「天」という小さなランタン。柔らかいランタンの光を肴に、一杯飲むのも悪くないなと思った次第である。
このランタン、1998年の発売された年に購入したものだから、既に20年も経つ訳だが、何年かぶりに点火したものの、なんの問題もなく明かりを照らしてくれる、アウトドア道具の丈夫さにはあらためて感心した次第である。
当時、アウトドア雑誌で騒がれて、今日か明日かと発売を心待ちにして購入したのを今でもよく覚えており、懐かしい道具の一つである。
スノーピークがアウトドアブランドとして飛躍したのは、このランタンとバーナーがきっかけだったと記憶する。
小型のランタンならば、私は所有していないが、プリムスのマイクロランタンや、EPIのSBランタンオートなんかも使い勝手は良い感じだろうと想像。
プリムスといえば、既に生産は中止しているらしいが「IP-MBL」という、小型のストーブとランタンがセットになったモデルがあって、スノーピークの天や地が販売される前は、IP-MBLと共に何百泊もテントで寝たと思う。もう記憶にないぐらいの間、火を付けたことが無いので、この記事を書きながら久しぶりに磨いて写真でも撮ってやろうかと思う。
今はガソリンのランタンやガスカートリッジを使うガスランタンよりも、コストパフォーマンス高く、手軽で熱も持たない安全なLEDランタンが取って代わって人気だと聞いたりするので一つ購入してみたが、なるほど、手にしてみて、明るいLEDランタンは気楽で良いなと思ってしまった。
が、やっぱりランタン使うならマントル焼いてポンピングしてゴーゴー音立てて燃えるガソリンランタンを使いたいなと思ったりもする。そんな今時ガソリンを使ったオールドランタンの話はまたいずれ、これでもかと書いてみたいと思う。