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Takeチェアとはどんな椅子?
倉庫のアウトドア道具の断捨離を断行していたら、スノーピークのTakeチェアを発見。
そんな道具が出てくるんだ、と羨ましがられもするが、パン屋に向かって、パンを焼くオーブンがあって良いね、と言ってるようなもんで、アウトドア道具は、商売道具だったりした訳なので、当たり前だ、大した話じゃない。
Takeチェアに話を戻すがキャンプ用の椅子だから、当然折りたためて持ち運びが出来るものでなければならない、なので「Takeチェア」と書いて持ち運びのテイクと竹をかけたネーミングになったんだろう。
竹という素材は全国いたる所にある身近な素材で、Takeチェアも全てが竹ではないものの良い素材に目を付けたなと思う。
昨今は放置された竹林が荒れ放題となり、竹害(ちくがい)なる言葉があるほどだ。余談だが、スノーピークには竹素材を使ったテーブルなどのシリーズもある。大いに竹を利用すれば良いとおもう。
座面の布は、汚れたらじゃぶじゃぶ洗うことの出来る質実剛健、丈夫な6号帆布。
スノーピークお得意の「和」シリーズ、和の素材を使ったアウトドア道具が格好良いのは間違い無い。
上記の画像の用に、Takeチェアは畳に似合うなとおも思う。
takeチェアロング
私のところに二脚あったTakeチェアは「takeチェアロング」という座面が長いもの。
もう一種類、「Takeチェア」という座面の低いラインナップがあり、どちらが良いのかは、使い方によるし、キャンプシーンでの過ごし方、好みの問題によるものが多いだろう。
あえて言うと、座面の長いロングタイプの方がリラックス度は増すと思う。
ちなみに、気になるお値段は
Takeチェアロング 18.800円(税別)
Takeチェア 15.800円(税別)
決して安くは無い商品ではある、
座り心地は良いが使いづらい話
一脚が2万円からするこのTakeチェアロングを、某秘密基地にて、久しぶりに、アラジンストーブの前に置いて寛いでいると、なぜ使わなくなってしまったのかを思い出した。
確かに、部屋の中でもこうして使えばリラックス度はかなりのもので、スマホなどいじりつつ、昼寝まで出来てしまうほど快適なのは保証しよう。
ところがである。Takeチェアに座って、テーブルで食事をしようとしたなら、もたれかかった身体をいちいち起こしてテーブルに近づかなくてはならない。
お尻が沈んでいるため、テーブルとの距離が出来て食事がしづらいという難点を感じてしまったのである。
テーブルで食事をすると言う用途には不向きなチェアだという結論だ。
Takeチェアが活躍するシーン
キャンプサイトで、傍らにサイドテーブルなどを置いて、ナッツなどをかじりながらのんびりするための椅子として申し分ないのは既に述べた通り。
ところが、テーブルでの食事には使いづらいという事実。
食事用の椅子とリラックス用の椅子と、そんなもの二つも下げて出かけるほど、キャンプに快適さなど求めて居ないし、当時の私のキャンプスタイルは、クレージークリークチェアなどを使った地べたのキャンプだったため、使わなくなってしまったという道具の一つだ。
私は手にしていないので、なんとも言えないが、もしかすると、背もたれの低いTakeチェアならば、椅子への身体の預け具合は少ないハズなので、ロングタイプのものと比べたら、食事様にリラックス用にと、使い回し易いのではないかと想像する。
アウトドアな椅子と言うものの、なかなか高価な椅子でもあるし、購入する際には、自分が使用する場面を想像しながら、ショップへ行って実際に座ってみることをおススメする。
公式サイト >>> スノーピークのテーブル・チェア
スノーピークというブランド一つ見ても、これだけの種類のテーブルやチェアの種類がある理由を考えて見ると良い。快適に過ごすためには「使い分けする」必要があるからである。
Takeチェアとガダバウトチェア
Takeチェアと一緒に、懐かしい椅子も出てきた。
イギリスのマクラーレン社が作っていた、ガダバウトチェアである。
私がアウトドア遊びに狂い始めた90年台は、キャンプ用の椅子と言えばこれ一択、というぐらいにガダバウトを使っている者は多かった。
今は廃盤となって入手できないが、A&Fが復刻版を作って発売している模様。
スノーピークのTakeチェアも、発想はガダバウトだったのではないかと思う。
真偽の程は知らないが、Takeチェアを作った方がガダバウトを知らないハズがない、チープな素材を見直し、より寛ぐための大きさなど進化したのがTakeチェア、そんな風に思っている。