シェラカップの使い方

シェラカップとは

シェラカップ

シェラクラブというアメリカの自然保護団体があって、そのシェラクラブが会員の為に配ったステンレスの取っ手のついたカップがシェラカップと呼ばれる様になり、私の一つ上の世代のアウトドア好きな者達は、バックパックにマットやテントと一緒にシェラカップをザックにぶら下げて歩く、そんなのが流行ったそうだ。

察するに、売り上げの一部が自然保護の為になると言うのが「俺は寄付してるんやぞ」というアピールだったんだろうなと思う。

シェラクラブのジョン・ミューアや遊歩大全のコリン・フレッチャーなど、70年代~80年代のアウトドアな諸先輩の方々はこれらの影響をうけ、バックパッキングやアウトドアの見本の様に私らの世代の者に語り聞かせて、私らはまんまと洗脳されたわけだ。

90年代にアウトドアにのめり込む様になった私などは小難しい事ばかり言う、ジョン・ミューアやコリン・フレッチャーの話は受け付けなかったけれど、彼らの影響を受けた諸先輩達の声を聞いて遊びを覚えた、シェラカップの孫の世代のアウトドアマンな我々もいつの間にかシェラカップが手放せなくなってしまっていたのである。

シェラカップの使い方

さて、シェラカップ。

そんなじーさんの子供達がシェラカップを大絶賛するものだから、大絶賛せねばしょうがなく、というよりか何の疑いもなく「良いものだ」という前提でこのカップと付き合ったので、手元には百を超えるシェラカップが転がってる。

シェラカップ

中にはなかなか貴重なものとかも混じってる見たいだが、今の時代に冷静にバックパッキングや旅装備としての出来を考えると、やっぱりじーさん達の時代のものだなと思う訳だ。

取っ手が邪魔をしてパッキングしづらいし、熱いもの飲むとやっぱり熱いし、熱い珈琲はすぐに冷めるし、ビールの炭酸はすぐに飛んでしまうし、ラーメン造るには小さく、お湯もそれほど沸かせない。

史料として置いてある、古いアウトドア雑誌をひっくり返して見ていると、なかなかユニークな使い方が書いてああった。

「ワイヤーの取っ手をズボンのポケットやウエストハーネスに引っ掛けて持ち歩く。沢の水などをすぐに飲みたい時に便利だ。」

いやーーー、爆笑。じーさん達を神と崇めて、ろくすっぽ遊ばずに格好だけを真似したおやじ達の罪は大きいぞと。日本のどこに沢の水を飲みながら山登りが出来るフィールドがあるのだと問いたい。

いや、決してシェラカップを馬鹿にしているんじゃない。これはこれで、私などは大人数のイベント時などには今も食器として大活躍している。用途、使い方の話だ。シェラカップは決してバックパッキングな道具じゃ無いぞと、そんな風に思うのである。

シェラカップ

私のソロ用のクッカーのシェラカップはチタンの取っ手が折りたたみ式のスノーピークの物。

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